飛び跳ねるほどうれしかった、不登校の息子からの言葉
次男が不登校になり、一時は「子どもを殺して自分も死のう」とまで考えた後藤誠子さん。そんな次男がやっと動き出した。将来の夢まで語ってくれた。本当にうれしかったと後藤さんはいいます。しかしまだ後藤さんの連載は続きます。このあと、さらなる困難が後藤さん親子に訪れるからです(連載「不登校は幸せへの道」第8回)。※画像はイメージです
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次男が新しいことを始めた。動けなくなっていた次男がまた動き出した。ギターを弾けるようになった次男は高校の軽音部に入部。部員の女子たちに請われてバンドも組んだ。なんと文化祭のステージで演奏もした。地域のお祭りでギターの弾き語りをしてお金までもらった。授業に出られる日はすくない。それでも充分楽しそうに高校生活を送っている次男。私が思い描いていた理想とはすこしちがっている。それでもいい、このまま笑っていてほしい。祈るような思いで次男を見ていた。
「ギターをつくる人になりたい」。ある日、次男は言った。高校3年生になっていた。「自分にギターを弾く才能がないのはよくわかった。でもギターをつくって誰かに喜んでもらうことはできるかもしれない。だからギターをつくることを学びたい」、と。
この言葉を聞いたときの私の気持ちを想像してもらいたい。
【連載】不登校は幸せへの道
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