「どんな子が不登校になりやすい?」フリースクール代表の答え
#不登校#行き渋り
「不登校になる子をイメージしてください」と質問されたら、どんな子どもをイメージするでしょうか。私も「どんな子が不登校になりやすいですか」と聞かれるのですが、返答に窮してしまいます。
不登校する前は
子どもが休み始めたあとにどんな状態になるかは、これまでの調査研究や経験上からおおよそ検討はつきますが、子どもが不登校になる前に、不登校になりうるような“何か”を持ちえているのかはわかりません。
まさに、「なんらかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にある」という文科省の定義のとおりです。
実際、私たちのフリースクールを利用している子たちだって、一人ひとりがまったくちがいます。また、不登校の全国大会などに参加すると、いろんな子どもがたくさんいて、ひとくくりにすることはできません。
しかし、少しネット検索するだけでも、「不登校になりやすい子」とか「子どもが不登校になりやすい保護者」といったような記事がかんたんに出てきます。
そういった内容は、科学的根拠に基づかないものも多いのです。不登校要因として「無気力」や「不安」、「家族関係」をとりあげて、子ども自身や保護者に起因しているような報道をするマスコミもあり、それを目にしてつらくなった子どもや保護者の方は少なくないと思います。
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