不登校の人が毎朝、起きる時と起きない時の心境

連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.24

 今回は「朝、起きてこない子に思うこと」をテーマに書いてみたいと思います。いただいた相談は、次のとおりです。

「親として、不登校はしてもいいと覚悟を決めました。でも、最低限、朝は起きてほしい。体力低下や不規則な生活による体調不良などが心配です。どうしたら、朝、起きてくるようになるのでしょうか」。

 まず私が感じたことは、子どもにとってはすごくつらいだろうな、ということです。

 「覚悟を決めた」と言ってますから、それまで長い時間の葛藤が保護者にあったと想像しますが、子どもも学校との関係に悩み続けたのではないでしょうか。

 不登校の子は、自分のなかの「しなければならないが、できない苦しみ」を抱えてしまうことがあります。

 朝、起きるというのは、簡単そうに見えますが、「行かなければ」に押しつぶされそうな子どもにとっては新たな負荷を強いることにもなってしまいます。

【連載】すまいる式 子どものわかり方
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