迫りくる新学期に揺れる心。私たちが新学期に思っていたこと
#不登校#行き渋り
1つの区切りとなる新学期は、不登校の子どもにとって思いが揺れやすい時期。今回は不登校経験者のSORAさん、町田和弥さん、結花さんの3名に新学期を目前に感じていた不安や心のうち、また周囲からの救われた対応、傷ついた対応について執筆いただいた。
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言わなくても察してよ
私は元々新しい環境が得意ではなく、慣れるのに人一倍時間がかかります。なので、新学期前はクラス替えがあるというだけで、不安な気持ちになりました。担任やクラスメイトが入れ替わることで、それまでつくりあげてきた自分の環境が一変してしまうことが負担だったのです。不登校だった小学6年生のころは環境が変わることで「もしかしたら不登校状態から抜け出せるかも」と新学期への期待もすこしはありましたが、やはり「この先、私の環境はどうなっていくのか」というプレッシャーのほうが勝っていました。なので、夜眠れなかったり、ご飯があまり喉を通らなかったり、新学期の前後は体調もよくありませんでした。